青森県立美術館

明けましておめでとうございます。

新年最初の記事は、青森県立美術館を紹介致します。

ちょっとした家庭的な事情もあり、年末年始やお盆など、まとまった休みが取れた際には、実家のある青森市に帰省するようにしています。帰省しても特別な事は何もしないのが正直なところですが、今も地元で暮らしている学生時代の友人は少なく、数少ない地元の友人も夜しか時間が取れません。また、実家には自家用車もないので、気軽に遠出する事も出来ません。まあようするに、帰省しても、昼間はヒマしている事が多いというわけです。そういうヒマしている時には、青森市郊外の青森県立美術館にいくことが多いです。展示テーマにあまり興味を感じていなくても、行けば行ったで面白いです。

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青森県立美術館は、縄文時代の大規模集落跡の「三内丸山遺跡」の隣に建てられています。周囲に大きさを比較出来るような建物が無いため分かりづらいのですが、中は非常に広いです。展示スペースは地下にあり、天井が高く、複数のキューブを組み合わせたような構造になっています。展示テーマにより、展示スペースや展示ルートが変わるので、巨大な迷路のようで、何度も行っているはずなのに、出口が分からなくて迷う時もあります。迷路のような空間を歩くのが楽しい事も、魅力の一つでもあります。

昨年は、静岡県立美術館、島根県立石見美術館との共同開催された「美少女の美術展」が評判となり、メディアにも取り上げられていました(この記事を書いている2015年1月6日現在、島根県立石見美術館で開催中)。集客的にも3万人を突破しており、私が鑑賞した際には、お盆休みと重なった事もあり、半分ぐらいは他県からの観光客のようでした。この展示会で重要だと思うのは、東京発の展示会をパッケージごと持ってきたのではなく、また、東京を経由しない展示会であるという事です。ASEも本社が札幌にある地方の会社であり、この展示会の企画、運営からは、地方で活動していくための参考になる事が色々あると思います。

というわけで、何らかの理由で青森市に滞在する機会がある方は、青森県立美術館に出かけてみるのも良いかと思います。美術に興味のある方は、十和田現代美術館と合わせて回るのも良いですよ。あそこには、巨大なアリもいますしね。

青森県立美術館内にある巨大な「あおもり犬」。雪が帽子状態になっています。

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国道沿いの看板。ウルトラマンをデザインを担当した成田亨氏の作品も数多く収集されています。

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