北海道の盆栽は、長い冬を生き延びます。
暖かい地方では、軒下に置いて霜を防いでおけば、冬を乗り切れるそうです。
しかし、ここ北海道では軒下だろうがお構い無しに凍るので、盆栽を外にそのまま置いておくことはできません。
かといって、盆栽を暖かい室内に置くのも、これはこれで乾燥などで盆栽にダメージを与えます。
そこで、北海道では冬季間に盆栽の「ムロ入れ」を行います。
これは、戸外で盆栽を板やムシロなどで覆ったり、箱に入れたりして保護することをいいます。
私は、食品などに使う発泡スチロールの箱に盆栽を入れ、ビニールシートをかぶせて、更に上に雪をかぶせて保管しています。
雪をかぶせることで、急激な温度変化から盆栽を守ることができます。
]
4月まで、盆栽は雪の下で眠ります。
何かページが寂しくなってしまったので、秋の展示会に出した実物(みもの)の盆栽を二つ置いておきます。
こちらは紅シタンです。
紅シタンは、放っておいてもキレイな実を付けてくれる、初心者にも育てやすい樹種です。
こちらはアサマブドウ(クロマメノキ)です。
3年ほど前にホームセンターから苗を買ってきて育てたものですが、そろそろ盆栽らしくなり始めています。
手のひらに乗るくらいの盆栽に、ブドウの実が成るのはちょっと感動しますよ。
早く春が来ないですかねぇ・・・
SHIN