いわきサンシャインマラソンのご紹介

1年に一回、フルマラソンに参加します。

狙いは日ごろの生活だけだと体力の減退がわからないので、記録に残るイベントに参加することで客観的に確認するということと、1年に一回くらい体力を使い果たし、腹の底から「疲れた~」と思えるくらい身体と溜まったエネルギーを使い切るためです。

2010年からいわき市でもマラソン大会が行われるようになったので、毎年参加しています。

大会の様子の前に日ごろのトレーニングを紹介します。
日ごろはいわき市の市民体育館で仕事後、週3回程度身体を動かしています。

【ルームランナー】
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ジムなどでよくあるルームランナーです。13~14㎞/h程度で30分走ります。

【ローイングエルゴメーター(エルゴ)】
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漕艇(ボート)競技用の練習機材です。市民体育館に置かれています。
これを30分間漕ぎ続けます。辛いです、すごく。学生の頃はボート部だったため17歳の頃から漕いでいますが未だに辛いです。
しかし30分漕げればフルマラソンを走る我慢強さを身に付けることができます。

以上です。1回のトレーニングでこの二つと腹筋運動のみを行います。
はい、外は一歩も走りません。毎年これだけで挑みます。

本番当日、5時に起床します。
スタートが9時のため2時間以上前に食事を済ませたいのと、ストレッチ、着替え、荷物の整理など事前準備を自宅で済ませるためです。

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で、スタートの会場に移動。自宅で準備を済ませてきているのでスタート30分前に到着です。

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写真を撮ってFaceBookにあげて遊び、シューズに履き替え、荷物を預けるとスタート1分前。ウォーミングアップはしません。スタート後5㎞程度は集団でゆっくり走ることになるため、それをウォーミングアップに当てます。

で、いわき市市長やゲストの挨拶などがあり、あっさりスタート。

いわき市の数少ないイベントでもあるため、沿道には多くの人が応援してくれています。
また、市内の小中学校の吹奏楽部が演奏しているところや、ボランティアでサンバや太鼓を演奏しているグループ、売り物の車のオーディオを大音量にして音楽をかけて元気付けようとしている自動車販売店など賑やかな中、走ることができます。

エイド(給水、補給などのポイント)も公認のエイドだけでなく日産自動車いわき工場や製薬会社工場の正門前で社員の方がテーブルを置いて飲み物、おにぎりや温かいスープなどを振舞っています。珍しいマラソン大会かもしれません。

雰囲気はいわきサンシャインマラソンホームページで公開されておりますのでご覧になってみてください。
http://www.iwaki-marathon.jp/

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今年はこの数年で一番天候に恵まれ気持ちよく走ることができました。
コースの大半は海沿いを走ります。

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海沿いはあの地震の際に津波の被害をモロに受けたところになりますが、年々復旧作業が進んでいます。反面、高い防波堤ができている部分も多くあり海を感じる部分が少なくなってきたように思います。ですが、漁港を通過する際は大漁旗を振って応援してくださる方や、パイプいすを玄関先において旗を振って応援してくださっている地元のご老人の方々に励まされながら走っていきます。

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今回からペース管理と暇つぶしを兼ねてGPSウォッチをオークションで安く購入。初めて使用しましたが、これは良いですね。速度やピッチ(1分毎の歩数)がわかるため、ペースの上げ過ぎ、下げ過ぎがなく一定に保てやすいです。(体力があれば、、)

また、嫁さんが応援してくれますが、最近のマラソン大会ではランナーの現在地がスマホやPCで確認できるようになっています。なので、寒い中いつ来るかわからないランナーを待っている必要もなくなり、応援する側も楽になっています。

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最後の折り返しからゴールに近づけば近づくほど、残りの距離が多いランナーとすれ違うことになります。仮装して参加している方も多く、顔をゆがめながら足を引きずり、残り十数㎞以上残して歩いている弱ったマリオや忍者の仮装を見ると思わずニヤッっとしてしまいますが、「準備しておいて良かった」と自分に満足しながらゴールを迎えます。

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天候候に恵まれたことと、無理なくペースが保てたことで楽に走れたため、ぼちぼちのタイムでゴールすることができました。
早めにゴール(3時間30分程度)すると、放送席からゴールの際ゼッケン番号と名前を呼んでもらえます。

とりあえず、当初の目的通り腹の底から「疲れた」ということができ、41歳おっさん現時点の体力も確認できたので満足して終了となりました。
ゴール後は市内の健康センターに行き、温泉で身体を茹でる(癒す)ことになりますが、同じようなランナーも多く、健康センターの駐車場は壊れたロボットのように歩く参加者が多く、それもまた面白いです。

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そして、その後は居酒屋でいつもより42倍おいしいビールを飲み、減った体重を取り戻すために食べ、帰宅後はいつもより4200倍オックウな月曜日の出勤に備えて布団におぼれて寝ます。

来年も走ると思いますが、来年は同時期に行われる東京マラソンにも応募して当たれば参加したいと考えています。