有栖川宮記念公園

今回は港区立有栖川宮記念公園を紹介しましょう。

実は月に数回、個人的な調べ物のために、PC持参で東京都立中央図書館に出かけているのですが、
中央図書館は有栖川宮記念公園の敷地内にあります。
最寄駅は地下鉄日比谷線広尾駅ですが、渋谷からのバス路線も近くにあります。

まずは有栖川宮記念公園の正面入口に置かれている案内図です。
中央からやや上側に配置されている白いエリアが中央図書館です。

東京で暮らしていると、意外と東京都心には公園が多い事に気付きますが、この公園はこじんまりとしつつ、
丘や渓谷や池や滝があるなど、他の公園と比べても 変化に富んでいます。
以前は有栖川宮熾仁親王の御用地だったそうですが、解説できるほど知識がありませんので、
詳細については有栖川宮記念公園のサイトを ご覧になってください。
有栖川宮記念公園のサイトにはスタッフブログもあり、我々も負けてはいられません(何が?)。

http://www.arisugawa-park.jp/index.php

公園の正面入口から敷地内に入ると、すぐ池があります。
この日は子供が池にパン屑を投げていたりとか、釣りをしている人とかがいました。

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その池を横目で見ながらちょっと登ります。緩やかな傾斜の坂道が途中で分かれたりしています。
この写真を見ると奥が深そうですが、ほんの2~3分程度で上に抜けます。

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上に抜けると、そこにはちょっとした広場に出ます。ステージらしきものもあります。
この日は太極拳?の練習をしている人しか見かけませんでした。

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普段のこの広場ではサッカーやキャッチボールの親子や子供たちを見かけます。
他の公園とちょっと違うのは、金髪碧眼の子供たちが多い感じです。
広尾という 場所柄、近隣に大使館が多くあり、彼らは大使館員や駐在員の子供たち
なのでしょう(ちなみに、有栖川宮記念公園の向かいはドイツ大使館が建っています)。

さて、広場に面しているところに「有栖川宮熾仁親王騎馬像」が建っています。
木が邪魔しているので、ぽけーと広場を横断していると気づかないのですが、近づくと結構大きいです。

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別のところにはひっそりと「新聞少年の像」が建っています。ひっそりと建っているせいか、
最近まで気づきませんでした(いかに、普段ぽけーと歩いていることか)。

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何やら足元の碑文には文言が彫られています。写真からは見づらいので転記してみます。
 

僕は少年新聞や
かるくしごけば新聞の
インクがプンと匂います
大事にかかえて走るとき
マラソン選手のようでしょう
ぼくは元気な新聞や


「新聞配達」ではなくて「新聞や」という表現がいいよね。
マラソン選手の腕の位置を「大事にかかえて走るとき」と表現するのも素敵です。
さらにちょっと進むと芝生に「笛を吹く少年」が立っています。

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おお、なぜか全裸で笛を吹いています。なんとも気持良さそうです。
本当は全身像ですが、今回は自主規制?で上半身だけの写真にしておきます。

芝生の横に中央図書館の入口があります。とりあえず、今回のゴールです。

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このブログを書くために、有栖川宮記念公園についてgoogleってみたところ、
国土地理院の三角点(北緯35度39分06秒、東経139度43分38 秒、海抜31.21m)も敷地内にあるそうです。
私自身はまだ確認していませんが、地図に興味がある人は行くしかないですね。

有栖川宮記念公園の周りも割と静かで、混雑していないので、のんびりとぽけーしながら散歩したり、
芝生でピクニックするのが好きな人にはおすすめです。郊外まで出なくても行けますしね。

おまけ。さりげなく立っていました。

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