馬とたわむれる~1日乗馬体験~

みなさんこんにちは。 

今回は乗馬体験での出来事をつらつら書いていこうと思います。 

みなさんは競馬を見に行ったことはありますか? 
私は何度か連れて行って頂いたことがありますが、 
パドックでは競走馬の力強さとたくましさ、その中にあるつぶらな瞳を鑑賞します。 
コースを力いっぱい走る姿は本当にきれいだな、と思います。 

「馬に乗って颯爽と野を駆け回りたいな。。。」とぼんやり考えていた私。 
まずは乗馬を体験してみようと思い、さっそく乗馬クラブを探しました。 

*** 
今回体験に来たのは乗馬クラブクレイン千葉。 
千葉駅からバスでおよそ20分です。 

120頭以上の馬がいて、会員数も1800を超えるとか。 
乗馬をやっている人ってこんなにいるんだー!と驚きました。 

実際に会場に着くと、老若男女問わず、たくさんの方が参加されていました。 
颯爽と馬を乗りこなす姿がかっこいいです。 
 

20130204_01 そうこうしているうちに、まずはお着替えです。 
乗馬用ヘルメット、ボディプロテクター、ブーツを貸して頂けます。 

私が履いたブーツは昔ながらの乗馬ブーツ(左の写真参照)ではなく、ショートブーツに、"チャップス"という革製のズボンカバーを取り付けるタイプのものでした。-thumb-100x101-1371


昔ながらの装備も、少しずつ変わっていくのですね。 

さて、一通り着替えを終えて、いざ出陣! 
体験乗馬用の馬がいるところへ向かいます。
 

-thumb-250x187-1365 3頭います。 
どの馬になるんでしょうか。 

1.元気そうな茶色の馬 
2.光り輝く白馬(ちょうど光があたっている) 
3.一番奥の大きそうな馬

 

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本日の私のお相手は… 
  2番!白馬の「渚」ちゃん! 

年齢は24歳と、私と同年代です。 
…と思いきや、馬の24歳を人間に例えると、80歳くらいになるそうです。 

スタッフのお兄さん曰く、 
「この子は何があっても動じない。安心できる。」 
とのこと。 
心強いです!

*** 
つぶらな瞳にうっとりしつつ、いざ乗馬初挑戦です。 

体験乗馬ということもあり、今回は写真中央(見づらくてすみません)にある 
白い円で囲まれている中を歩きます。 

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まずは渚ちゃんに乗るところから。 
踏み台を使って、鬣(たてがみ)と手綱をつかみ、 
よいせっと登ります。 

20130204_03   
内心、いつ振り落とされるのかとドキドキもしていたのですが、 
それはそれでネタになるかな、と開き直り、体を渚ちゃんに預けます。 

するとどうでしょう。 
視点が高い! 
馬の大きさや乗っている人の身長にもよりますが、だいたい2m30cmくらいはあるそうです。


紳士・淑女のたしなみと言われている乗馬。 
背筋もピンと伸びます。 
かっこよく見せることも、乗馬の大事なポイントだとか。 

準備運動(馬に乗ったまま頭の先を触る、尻尾を触る。怖かったです 笑)をして、 
まずは"常足(なみあし:歩く)"の指示を出します。 
かかとあたりで馬のお腹を圧迫、もしくは蹴ることが常足の指示になります。 
渚ちゃんは、私がかかとをおなかあたりにつけると、すぐ歩き出してくれました。 

手綱をぐっと手前に引くことで止まってくれます。 

次は速足(はやあし:走る)です。 
速足の合図は、常足をしている状態で、何度かお腹のあたりを 
かかとで圧迫します。 

何度か指示を出していくうちに、渚ちゃんが走りだしました! 

速い!揺れる! 
ちなみに縦揺れです。震度4~5くらいはあるようです。 
体が弾みます。というか浮きます。 

どうやってみんな颯爽と乗っているの?と疑問に感じたあなた。 
実は乗馬はずっと座っているわけではなく、時には「立つ」のです。 

馬が地面を蹴るタイミングで体が浮きます。 
体が浮くタイミングに合わせて自分も立ち上がります。 
そして、馬の体が沈むタイミングに合わせて、自分も座ります。 

実際に練習する前に、渚ちゃんが止まった状態で 
「立つ」「座る」を繰り返しましたが、これが腹筋・背筋にきます。 
なぜなら手綱を握っている手に力を入れず、 
下半身と腹筋・背筋の力を使って立つ必要があるからです。 

バランスをとることが難しく、何度かぺちょんと渚ちゃんにしりもちをつくこともありました^^; 

練習が終わり、実際に速足をしている中、 
お兄さんの「立つ・座る」の掛け声を聞きつつ、タイミングを見計らって立ちます! 
上手くいった時の気分は 暴○ん坊○軍 です!(ちょうど白馬だったし) 

自分の指示で馬が動くと、意思疎通が出来ているんだな~と感動します。 
とっても楽しかったです!もっと乗っていたかった。。。 

最後は渚ちゃんを元いた小屋へ連れて行き、さよならです。

2-thumb-250x187-1363 小屋の近くにポニーがいました。 
この子たちは鑑賞用だそうです。 
小さくて可愛いです。 

宝くじがあたったらポニーを飼いたいです。

 

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馬も寒いそうで、服を着ています。 
オシャレ番長です。
鬣は堅かったのですが、それ以外の毛は わりとふわふわしていて、さわり心地もよかったです。

馬を褒めるときや、感謝を表すときは、 
馬の首をなでるそうです。 

貴重な体験ありがとう、と首をなでました。

 
 
***

終了後、帰りのバスを待つまでの間、スタッフのお兄さんに 
乗馬の話や渚ちゃんの話などを教えてもらいました。 

馬にもいろいろな性格があるんだなぁとしみじみしつつ、 
海辺を馬に乗って走るお話は、とてもわくわくしました。 

いつか山や海をぱからぱからと颯爽に走り抜けたいなと思いました。 
皆さんも、機会があったらぜひ体験してみてはいかがでしょうか。 

p.s. 
写真撮影、ブログ掲載を快諾してくださった乗馬クラブのスタッフさん、 
ありがとうございました! 

馬刺しも好きな T.M でした。