魔法の言葉

東日本大震災の直後、テレビのCMで「あいさつ」をテーマにした歌がよく流れて 
いたのをご記憶の方も多いかと思います。 
皆さんの中にも、自分だけの「魔法の言葉」をお持ちの方がいらっしゃるのでは 
ないでしょうか。

私の場合は 
『あの人に出来るなら、自分にも出来るはず』 
というのが私にとっての魔法の言葉です。

「お前、何様やねん!」と言われれば胸を張って「俺様です!」と答えます。 
誤解を避けるために言っておきますが、決して誰かを見下している訳ではなく 
自分より上にいる人に追い付き、追い越せるはずだ、という思いです。

他の人の成功談を見たり聞いたりしたときや、あるいは、目の前で「この人は 
デキルな」と思ったときに、この魔法の言葉が自然と頭の中に流れてきます。

単なる負けず嫌いじゃないか! 
はい、その通りです。

負け惜しみや言い訳というのは、折れそうになる自分の心を維持するために 
ある程度は必要だというのが私の持論です。私自身、よく負け惜しみや言い訳を 
口にしますが、それによって自分の弱い心を自分で支えています。 
しかし、そこから先に進むには、負けず嫌いの部分が必要だと思っています。 
ある意味、強制的に自分を前に進めるための起爆剤のようなものです。

物事が思い通りに運んでいるとき、私は次のように思うことがあります。 
『特に根拠のない自信が今の自分を引っ張っていて、実績に基づく確信が 
今の自分を後押ししている。』 
このときの私は、自信に満ち溢れ、なんでも前向きにチャレンジできます。

一方、なかなか思い通りにいかないときは次のように思うことがあります。 
『実は、自分は意外にデキない人間なのかも。うぬぼれていただけかも。』 
このときの私は、自信をなくし、後ろ向きになりがちです。

こうしたことを何度も経験していくうちに、いつしか自分の中で 
『あの人に出来るなら、自分にも出来るはず』 
というフレーズが浮かんでくるようになりました。 
きっと自信をなくした自分を、自信に満ちた自分へ連れ戻すために 
自己救済機能が働いたんだと思っています。 
おかげで、挫折することはあってもヘコむことは少なくなりました。

これからも何度となく壁にぶつかったり、叩き落とされたりするでしょうが、 
私は私の魔法の言葉によって潰れることなく成長し続けることができると 
思っています。 
これは自信ではなく確信です。

皆さんにとっての魔法の言葉は何ですか?


by 自分大好きの俺様