2019年度 情報処理技術者試験 合格必勝法[2]

[2]では、基本情報技術者などレベル2試験の合格必勝法をご紹介します。
これから受験される方は、ぜひ参考にして下さいね。

(1)基本情報技術者試験合格【レベル2】

「モチベーションを保つ」S.K.

試験対策としては、午前問題は通勤時間を使ってアプリで演習、午後問題は平日の夜などに自宅で過去問演習を繰り返しました。

試験を受けて感じたのは、モチベーションを試験当日まで保つことが大切だということです。基本情報のような資格試験に向けた勉強はある程度長期的になることが多いので、1日10分でも勉強してモチベーションを維持するよう心がけるといいと思います。

試験当日に意識したことは、午後問題のアルゴリズムに時間をかけすぎないということでした。元々アルゴリズムの問題が得意な方ではなかったので、35分かけて解ききれなければ飛ばして次の問題に進むという作戦を取りました。大問ごとの時間配分は試験前にある程度決めておいた方がいいと思います。試験時間は限られているので、考えても分からない問題に固執しすぎないことも重要です。

「資格の必勝法」T.I.

自分が試験に向けて行った勉強は「過去問を解く」というこれ以上ない程に一般的な勉強でした。

午前問題はマホ等を利用して通勤にコツコツやっていれば、それほど問題も負担は無いかと思います。
午後問題に関しては選択する問題を早い時期に決めてしまい、
選択した問題を集中的に勉強することをお勧めします。
自分は当日の難易度に関わらず午後選択する問題を決めていました。
正直、選択しない問題は「とりあえず見てみる」つもりもありませんでした。
選択する問題を決めてしまえば当日迷って時間を無駄に使う必要もなくなりますし、
勉強すべき範囲がせまくなるので負担が大幅に軽減します。(「真面目に試験範囲全部勉強しろ」と言われると痛いのですが…)
午後の過去問を解く際には点数以上に時間に気を使っておいた方が、試験当日焦らなくて済むと思います。

「 4回も挑戦 」R.N.

4回目の挑戦でようやく合格出来ましたので、役立つ話はないかもしれません。

1回目は午前が不合格、これが不幸の始まり。

2回目は午後が惨敗、安室ちゃんのライブでスキップした春は合格率が高く…、3回目もやや午後足りず、4回目の受験で春が来ました!

過去の諸先輩方の体験記にもありますが、受け続けることで自分の得意分野に当たるチャンスがあります。また、総務部の私は表計算を選択していたこともあり、全体が長文傾向でした。そのため、選択問題は迷わず、文章が短めのハード・ソフトウェア系とデータベース問題を選び、問5~7で2問選択。ネットワークは過去問で正答率が低いため捨てました。割り切ることも重要でした。

今春から出題数や配点が変わります。これから受験される方は、自信もって臨めるよう頑張ってください。

(2)情報セキュリティマネジメント試験合格【レベル2】

「資格の必勝法」Y.I.

最近では統計や機械学習の資格もいくつか取得し、昨今の状況を鑑みると重要度も高いと思っていますが、
残念ながらASEでは資格補助の対象外で社内需要もほとんど無いため、今回は恒例の情処について記載します。

このテーマは毎回「必勝法など無い」派が多数で、私もそう思っていましたが、今回ついに必勝法の知見が得られたましたので、共有させて頂きます。

  1. まずレベル4のセキュリティ試験(セキュスペ/安全確保支援士)に合格する
  2. 次にレベル2のセキュリティ試験(セキュマネ)を受験すると周囲に宣言する

以上2点を満たすだけで必ず合格できます。ぜひ皆様も必勝してみてはいかがでしょうか。

これだけだと単なるネタで終わってしまうので、実用的な提案もしておきます。
今回セキュマネを受験してみて、設問中のケーススタディが量質とも優れていると思いました。これを訓練に活用すれば企業が独自に実施するより費用対効果の向上が見込めます。例えば、後輩育成に携わる方やリーダー以上の方は、セキュマネを毎回受験し合格を必須とする(代わりに受験料+αの手当を支給)といった取り組みが考えられます。

ベテランの方々の中には、レベル2なんて簡単すぎて恥ずかしいといったご意見もあるようですが、逆にレベル2で100点を取れないようでは現場でも判断を誤る可能性が0ではないとも言えます。特にセキュリティ分野は少しの油断が思わぬ事故に繋がりかねません。皆様も継続的なセキュマネ合格で意識をより強化し、インシデントを未然に防いでみてはいかがでしょうか。

「 気分よく!? 」R.N.

基本情報技術者試験を春に合格し、気分よくした私は、情報セキュリティマネジメント試験を受けることにしました。

というのは表向き、合格報奨金が欲しいという邪まな気持ちが本心です。

過去問題は古い方から4回分行い、正答率は7割超えで心にゆとりがありました。午後問題では、1問30分で計測し時間内に回答。気になる点は、新しい問題になるほど制限時間いっぱいかかっていることがありました。

ふと気づきました。文章量が多くなっていることに。少し不安な気持ちで迎えた当日。いざ午後問題を解くと、自分なりに速読するも3問目は最後まで解けませんでした。不安的中です。試験直後は軽い気持ちで申込したことに悔いましたが、過去問を通じて、セキュリティに対する知識が深まりましたので、受験して良かったと思っています。

(3) Linux技術者認定試験LPIC-2試験合格 【レベル2】

「 確実に合格するために 」Y.S.

LPIC-2試験は201と202の二つの試験がありますが、二つの試験は同時に受かる必要は無く試験日を自分で決められるため、一つずつしっかりと学習を進め、受かる自信が付いてから受験するのが良いと思います。

今回は参考までに私の学習方法を書かせて頂きます。

私の場合は先に1か月先の試験を予約してから、選択式問題の対策・コマンド入力問題の対策を別々に以下の学習方法で進めました。

 ・試験の分野ごとに解説書を読み、学習サイトなどを利用して問題を解く。

 ・よくわからない箇所はネット上で解説を探したり、仮想CentOS7で実際に操作したりして理解を深める。

これを問題の正解率が80%を超えるまで繰り返し続けました。

私の場合は、選択式問題の対策→コマンド問題の対策と順番に進めることで、理解を深めることができました。

試験に不安があれば24時間前まではキャンセルできるので、仕切り直すのも一つの手と思います。