災害体験のススメ

先日ASE札幌本社 衛生委員会の企画で、札幌市の「市民防災センター」という施設に行ってきました。

万一の災害時、きっと自分だって、その場になったらパニックを起こしてしまう・・・そんな思いは日頃からあったので、地震、火事など色々な体験が「無料」と聞き、参加してきました。
 

◎市民防災センター
正面玄関から入ると、最初に「はしご車」がお出迎え。
運転席に座って、記念撮影している家族連れもたくさんいました。

まずはASEとして団体受付し、係りの方の誘導で、それぞれの体験コーナーに案内していただきました。

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◎地震体験コーナー
家庭の居間を再現しており、震度3~7まで体験できます。
私たちは2つのグループに分かれ、震度7の「関東大震災」と「札幌想定地震」を」体験。

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画像だと分かりにくいと思いますが、けっこうな衝撃が来て1分くらいは断続的に揺れが続きました。
他にも仮想番組が放映されているテレビやスマートフォンから、緊急地震速報が流れ、部屋は停電状態になるというリアルさもたっぷりです。
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揺れがおさまったら、ガスコンロ、ブレーカー、ストーブの電源を切って終了。

ガスを止めたお子さんに対して「実際の災害時は大人が切ってくださいね」と係りの方から私たちへ一言。
確かに危険ですよね、つい忘れがちになります(^^;)

他にも寝ている時は布団に包まる、歩いている時は、カバンや身近なもので身を守るなどレクチャーしていただきました。
 

◎消火体験コーナー
スクリーンに映し出された火災の映像に対して、実際に消火器(水)を使って消火します。

今回は2人ペアで「天ぷら鍋に引火した火を消す」シチュエーションでしたが、これがテキパキやらないとタイムアウトになってしまいます(><)

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火元を目指して水をかけないと「消火に失敗しました。避難してください」と容赦なくメッセージが出ます。

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ASEチームは五分五分で、係りの方も「けっこう難しいんですよね」と苦笑気味でした(^^;)
 

◎災害バーチャル体験コーナー
3D映像で、津波災害、土砂災害、都市型水害の3つの映像をみます。
札幌を想定した映像なので、つい見入ってしまいました。

札幌には海がないと思いがちですが、手稲方面だと海まで数キロしかないことに改めて気づき、他人事ではないと実感しました。
 

◎暴風体験コーナー
3D映像を見ながら最大風速30mを体験できます。
風速30mを体感しましたが、立っているのがやっとで、息をするのもままならない状態になりました。

こんな風に雨も重なったら本当に大変です。
物が飛んで来たら避けることは、まず無理です。直撃ですね(TT)

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◎煙避難体験コーナー
煙を充満させた2階建ての建物から、1Fへ避難する体験です。
しかも建物の中は真っ暗、迷路のようになっています。

口元は手で抑え、おしゃべりはNG、姿勢を低く保ち、開けたドアは必ず閉めるというルールもあり、破るとセンサーが働くという念の入れよう。

終了後には係りの方から「煙の匂い分かりましたか?」
「甘いって感じた方は煙の吸いすぎですよ」と厳しいご指摘が。

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そして実際の火事の時は「熱さ」が加わり、もっと息苦しくなり目の痛み、吐き気などの症状も出るそうです。
ビル火災などもありますからね・・・本当に怖いです。
 

◎救急車の出動を目の当たりに!
「市民防災センター」 は白石消防署が隣接されていてガラス越しに消防車が救急車も見ることができます。

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すると館内放送がかかり、救急車の要請が!
消防署内のゲートが開き、救急車が現場に向かって急行していきました。
まるでドラマのようですね。

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その他にも訓練用の人形を使った心肺蘇生の体験や札幌市の防災情報、消防のいろいろな仕事や活動服の展示など盛りだくさんの内容でした。

大人も子供も十分満足できますし、無料ですので、お勧めの施設です。
是非足を運んでみてください!
 

◎ジンギスカンランチ
最後のしめは、お待ちかねのジンギスカンとビールです。
「市民防災センター」から徒歩数分で「アサヒビール園」へ向かい、
ビールで乾杯!(*^^)vv(^^*)

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会社前のバーベキューも良いですが、こういうところで食べるもの一味違って美味しいですね。
お腹も満足した良い休日となりました(*^ー゚)b (*^_゚)b