北の『鉄』浪漫 番外篇~東京近郊もや鉄めぐり~後篇<東京西側方面>

最後の後篇では、東京の西側に点在するもや鉄をざっくりとご紹介します。

 

東京メトロ丸ノ内線方南町支線(中野坂上~方南町)


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今回ご紹介する中では一番都会。知名度も結構高いのではないでしょうか。でも乗ったことって、あんまりないのでは?東の北綾瀬支線を紹介したなら、西の方南町支線もご紹介せずにはいかんでしょう、というところで、どうぞ。

 

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新宿の先、中野坂上で分岐し、方南町までは3駅ございます。

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中野坂上では、荻窪⇔新宿どちらからも階段使わずに済むよう、真ん中で…

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両側のドアを開けたまま待っております。(向こう側が見えるの分かります?

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こちらも車両基地があります。ただし、方南町ではなく、一つ手前の中野富士見町駅が最寄りです。

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塀越しの車両基地。

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終点、方南町。淡々。

 

西武鉄道多摩川線(武蔵境~是政)


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西武鉄道と言えば、印象とすれば新宿から左上の方に広がるイメージがあるのではないかと思いますが、それとは離れてポツネンとあるのが、この多摩川線。そんな、仲間と離れた孤立路線にはご挨拶するのが筋でしょう。

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中央線武蔵境で接続。

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終着の是政まで5駅。

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武蔵境駅のところでは中央線と並んでいますので、タイミング次第で並走シーンも。

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4両編成で走ります。

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線路は単線で、駅で交換します。

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沿線光景は、目線の下は、多摩の住宅街といった趣ですが、目線をちょっと上げると、長いこと続く眺めに目を奪われます。

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それを過ぎると、普通な感じ。でも、この競艇場前駅は、昔は行き違い可能だったのに今は単線に。利用者が少なくバリアフリー工事を期にと言うことです。淡々とした中にも曲折あり。

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終着是政駅でございます。

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是政駅から15分ほど歩くとJR南武線の南多摩駅に乗り換え可能ですが、真夏に歩いたらぐったり。


JR東日本南武線南武支線(尻手~浜川崎)


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川崎や鶴見周辺の路線は色々折り重なったり交差したり複雑な模様を呈しております。主役は鶴見線なのでしょうが、あちらは海芝浦を中心に大活躍してメジャー入りを果たしてしまいましたので、本日はこちらの南武支線(浜川崎支線)をご紹介します。

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南武線の尻手駅からスタートです。この、川崎駅の一つ隣の駅から分かれるというのが、これまた路線図を複雑にしております。

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終着の浜川崎まで3駅。隙間が広い…。

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尻手駅では、立川方面の列車と逆向きに並びます。

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路線は単線ですが、右側を貨物線が走っており…

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追い越されちゃったりします。

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本線は6両、支線のこちらは2両で運転です。

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終着の浜川崎駅

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工場群の中、頑張って緑を残しています。


京浜急行大師線(川崎~小島新田)


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川崎大師と言えば関東厄除け三大師として有名です。かと言って前篇で挙げた東武鉄道大師線と似たような路線かなと言えばさにあらず、そもそも終点が川崎大師ではなく、京浜工業地帯への通勤に使われたり、都市再開発で複合商業施設が沿線に建ったりと、今回ご紹介する中では最も活気のある路線と言えましょうか。

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京急川崎駅では本線は高架ですが、大師線は地平ホームの発着となります。

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終点の小島新田まで6駅。川崎大師は3つ目と途中駅なのでお間違いの無いように。

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因みに、終着近くでは踏切解消のために工事中

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地平ホームは一応2つありますが、通常はこの画の右側の方を専ら利用します。

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途中は川崎大師っぽいところはほとんどなく、間を盛大にすっ飛ばして、終着近く、立体交差をしようとしている踏切です。日曜の真っ昼間でもそこそこ並んでおりましたので平日は渋滞することでございましょう。

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終点の小島新田駅周辺も工事中で、少々雑然とした雰囲気でした。ホーム自体はのんびり。

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4両編成で行き来しております。


伊豆箱根鉄道大雄山線(小田原~大雄山)


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最後はちょっと離れたところから。
小田原と言えば、その街自体の観光資源もさることながら、伊豆箱根への拠点としてもまた名高い地位を占めており、新宿からのロマンスカーが、箱根登山鉄道で箱根の方に向かったりしております。そんな小田原から、北の方にひょろひょろっと延びる路線があり、しかもどちらかというと箱根登山鉄道グループが強い印象のある小田原にある伊豆箱根鉄道の路線であり、且つ、それほど知名度もない(失礼!!)ということでのご紹介と相成りました。

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小田原と言えばお城と象さんと提灯です。象さんは残念ながらお亡くなりになりましたが、提灯はご健在です。目当ての大雄山線は東口側に。

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PASMO対応されております。この路線は、天狗で有名な道了尊最乗寺への参詣路線と言うこともあり、天狗押し。(後でまた出てきます)

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9.6kmとそこそこの長さがあり、駅の数も多くなっています。

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小田原駅。ホームの両側2線を交互に使う運用です。先端は狭い…。

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沿線画像として、できるだけのんびりしたところをチョイスしましたが、思った以上の住宅密度がある沿線です。

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普段は単線で駅で交換するお馴染みの光景。

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終点の大雄山駅。突き当たりに天狗あります。駅売店も天狗押しでした。

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左は(通常運用から)引退した車両。右が現在の車両。

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三角屋根で、ちょっと脇に金太郎像(足柄山の麓なので)のある可愛い駅です。大雄山駅も関東の駅百選に認定されております。