皆さん「天国に一番近い島」をご存知でしょうか?
作家 森村桂さんが1966年に出版した旅行記のタイトルであり、この作品の中で舞台となったニューカレドニアの事を本書ではそう呼んでいます。
今回は私がGWを利用して旅行をしてきた「天国に一番近い島」のご紹介をしたいと思います。
まずは、なぜ今回ニューカレドニアに行くことになったのかと言うと、もともと家内が10年以上前から「行きたい」アピールをしており、
家内「ニューカレドニアって、近いうちに沈むらしいよ。早く行かなきゃね」
私「えっ!?それじゃ沈む前に行かなきゃ(汗」
ということで、昨年くらいから旅行会社を調査し、ようやく今年に行く事が出来ました。
(ちなみに、「沈む」という噂は嘘でした。沈みません。)
今回訪れたのは本島にあるヌメア、そこから飛行機で30分のイル・デ・パン島、そしてもう一つ、これも飛行機で30分のウヴェア島です。
ニューカレドニアは現在フランス領土であり、ホテルのレセプションや有名レストラン以外は基本的に英語は通じず、フランス語のみ。
そこで、私が旅行前に覚えたのは地球の歩き方に書いてあった「ボンジュール」「ムッシュ」「マダ~ム」そして「シルブプレ」くらい(後は「アン」「ドゥ」「トワッ」かな)
英語もままならない私としては、どちらでも変わりません…世界共通ボディランゲージで切り抜けました。意外に通じます。
1日目 ・・・ 本島ヌメア
到着後、右も左も分からない我々夫婦を引き連れ、現地の旅行会社スタッフが色々と観光案内をしてくれました。朝市(マルシェ)に始まり、水族館やなんかよくわからないけど丘 とか。3時間くらいかけて周ります。
そこで、以外に楽しかったのが水族館♪
「せっかく目の前に海があるのに水族館って…。」と始めは思っていましたが、いざ入ってみると、なんと珍しい光る珊瑚やら見たことの無い魚やら。極めつけは生きた化石「アンモナイト」。後から調べたら小さい水族館ながら、世界でもここにしか無いものとかあり、結構有名みたいです。
2日目 ・・・ イル・デ・パン島滞在「いざノンカウィ島へ」
ここからが本番です。イル・デ・パン島滞在1日目は、宿泊地よりさらに船で1時間ほど行ったところにある「ノンカウィ島」へ出発。イル・デ・パン島滞在者しか行けない場所であり、島の大きさは端から端まで徒歩10~15分くらい。
本当に何もない島です。日差しをさえぎる木もありません。砂と海しかありません。1回転しても2回転しても、何回転しても砂と海しかありません。
360度 砂浜なんです。そして、360度 水平線が見えます。これには感動です。
(潮が満ちてくるので、午前中の1時間ほどしか滞在できませんでした)
その後、昼食を食べ「ブラシ島」という別の島に到着。(上から見るとブラシのように見えるのでブラシ島らしい)
ここにもビーチがあるのですが、その透明度がハンパじゃない!!
日本の海では考えられないほど透明で、海の底がハッキリと見えます。正直、プールの水より綺麗。
午後のひと時をビーチで楽しみ、再度船に揺られホテルへ帰館。
3日目 ・・・ イル・デ・パン島滞在「ピッシンヌでスノーケリング」
前日の島めぐりの感動も覚めぬまま、イル・デ・パン島滞在2日目は「ピッシンヌ・ナチュレル」という場所でスノーケリングです。しかし、朝からスコールのような雨に見舞われ、出発時には曇り空。若干寒いのを我慢し、気合で強行突破。そして、ピッシンヌに到着。即効でスノーケリンググッズを着用し、いざ海へ。
これまた凄い。北海道風に言うと、「なまら凄い」!!
泳いですぐ近くの場所に珊瑚があると思うと、その周りには魚がいっぱい。
なまらいます。
正直、自分の想像を超えていたのでかなりビビりました。これは一見の価値ありですね。
ちなみに、魚の中には噛むヤツもいるらしく、私も3箇所くらい噛まれました…。海から上がると足に血が…。
この日はイル・デ・パン最終日。最後のディナーにということでイル・デ・パン名物のエスカルゴを堪能です。このエスカルゴは島から持ち出し出来ないらしく、ここでしか食べられません。それにしてもデカい。ただし、デカくても味はおいしいです。
そんなこんなで、楽しいイル・デ・パン島滞在は終了。
「なんだか、ここに住みたくなってきたな・・・。
ASE イル・デ・パン支店とか出来ないかな。」
(後編につづく)
by S.F