北の『鉄』浪漫(1)~街中の廃線跡・後篇~

最後はちょっと飛びまして、旭川の"北の散歩道"で締めとまいりましょう。


スタートは旭川のお隣、近文駅です。

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この駅は「旭川師団専用線近文停車場」として、明治時代、函館本線が旭川まで鉄道が延長された1年後には開設されたという長い歴史を持つ駅です。

ここから旭川に向かって左側に、今の陸上自衛隊旭川駐屯地に向けて貨物専用線が延びておりましたが1978年10月に廃止となりました。その廃線跡の一部が"北の散歩道"として整備されています。

駅の近所は、他の例に漏れず辿るのはかなり難しくなってしまっていますが、下の画のように、大通りに対して妙な角度で境界が延びていたり、脇道が妙な角度で延びていたりするのを見ながら「ここいら辺を通っていたのかな?」と当たりを付けるのもまた愉しいひと時です。

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そして、これまでご紹介した手宮線や"四季のみち"のように、こちらの廃線跡も途中から"北の散歩道"として整備されております。

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この"北の散歩道"ったら"四季のみち"を超える手の入りようで

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花壇なんかまあ綺麗なこと。『鉄』分が少ないのは少々残念ですが、噴水もあったり、親子で散歩するのにはとっても良い場所だと思います。(個人的憧憬)

そんなこんな、皆様方におかれましてもご近所を散歩されるときなど、特に遊歩道とか細長い公園とか、説明板やら展示物やらにちょっと注目してみては如何でしょうか。実は廃線跡ってこともあるかも知れません。

そこには昔レールがあり、列車が走り、人々が行き交っていた。そんな光景を思い浮かべるのも一興です。

以上、長いことお付き合いいただきまして、まことに有難うございました。

それでは「北の『鉄』浪漫(2)~キハは好きですか?~」でまたお会い致しましょう。

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by 北の鉄マロ

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