8月友人に誘われ、いわきから仙台まで自転車で走りました。
いわきから仙台は下みちの最短距離は海沿いの国道6号線を使って150㎞程度ですが、福島県内の一部はあの震災の影響で自動車以外は通行できません。
190㎞走ることになりますが、浜通りから中通りに向かって走り、伊達市から国道4号線に入り、宮城県入りを目指します。
ちなみに東京から静岡、札幌市から上川町あたりが約190㎞になります。
友人は前日にいわき入りし、私の家で一泊。朝5時30分に出発。
最初50㎞程は田舎道を走ります。JR磐越東線という「乗り鉄」という人種が好きそうな列車が走る線路に沿った道を走ります。また、川も並行し、少し渓谷になっているため涼しく、気持ちよく走ることができます。
50㎞ほど走ると小野町に入り、「リカちゃんキャッスル」を見物します。入っていませんがお城の中では等身大のリカちゃんが迎えてくれるそうです。
小野町から国道349号をひたすら伊達市に向かって走ります。
9時を過ぎ、快調に走っていましたが振り返ると友人が止まっていました。
はい、パンクです。チューブを交換します。
彼は前々日に横浜を出て、いわきまで(240km)一晩走って移動し一泊、今日は仙台まで(190㎞)明日は気仙沼まで(170㎞)を走る予定です。
聞くといわきまでの移動中も2回パンクしたそうで、今回が3回目。「一人でパンク修理は泣きそうだけど、二人だと話し相手がいて助かる」だそうです。
チューブ交換も終えて走り出し、80㎞地点の道の駅で早めの昼食です。
生姜焼き定食。暑さで少し食欲が衰え「食えるかな」と感じましたが、あっさり完食。カラダは欲していました。
食後は伊達市に向かってひたすら走ります。少し観光をしながら走りますが、伊達市で友人の職場の方5人と合流することになっているため時間を気にしながら走ります。
13時過ぎに伊達市に到着。そこで、少し待って友人の職場の方々と合流、軽い挨拶をし、団体で国道4号線を北上します。
国見町に差し掛かったところで約3㎞「国見越え」という坂が続きます。傾斜は強くないものの坂道はこれまで130㎞を走ってきた足に応えます。また国道脇にある温度計を見ると37℃。笑うしかありません。
国見町を抜け、30㎞ほど走ると秋保温泉に宿を取っている友人&一行とお別れし、一人仙台市に向かいます。
急に一人になり、この上ない寂しさを感じつつ走りますが、信号待ちの際や途中よったコンビニなど、一人だと声をかけてもらえます。
そんな感じで走っているとあっさり仙台に入り、ゴールの仙台駅に到着。
当日は七夕祭り中と事もあり賑やかでした。
到着後は宿で嫁さんと合流。シャワーを浴びて、七夕見学してきました。
とてつもない暑さで少しまいりましたが、自転車でしか見えない景色と、何よりの達成感を得ることができ、「遠くに自転車で行く」という少しワクワクする体験することもできたため、充実した一日でした。