3月は巣立ちの季節です。
今まで居た所から新たな所へ、夢と希望を持って飛び出す季節です。
それに伴い、仲間との別れがあります。

しかしその別れ、夢を実現するため、より大きく成長するための別れ。
皆、涙をこぼしたとしても笑顔でその別れを受け入れるでしょう。
「困ったことがあったらいつでも戻って来いよ。」
そんな声を仲間で掛け合い、別れがあったとしても絆が消えることはありません。

さて一方、システム開発の現場においても巣立ちの季節であります。
いろいろな都合で、システムリリースは年度末に行う事が多い・・・

今まで手塩にかけて作り上げたシステムは、運用という世界へ飛び出すのです。
それに伴い、開発フェーズ終了という別れがあります。

しかしその別れ、元々この時のために今まで頑張ってきたものです。
皆、（ここまでくるのに）涙をこぼしたとしても、
（やっと終わったという安堵感から）笑顔でその別れを受け入れるでしょう。
「もう戻ってくるんじゃないぞ」
そんな祈りにも似た声をかけ、しかしソフトウェアに
バグはつきもので、きっぱり別れたはずなのに絆が消えることはありません。

かくして、人と人との絆とシステムと人との絆は似ていると感じる桜の季節なのでした。