頭の時間、手の時間

2011年1月6日

 このタイトルを見て、勘の良い方は何のことだか分かったかもしれませんが、

「頭の時間」とは頭で考える時間、「手の時間」とは手を動かす時間です。

・・・そのまんまですね。

 

 仕事でも遊びでも、あんな事しよう、こんなふうにしようと考えて、

それを実行に移しますよね。私たちの仕事で言えば、システムの設計や

プログラムの設計は「頭の時間」、設計書の作成やコーディングは「手の時間」。

 

 この2つの時間には、制約の面で明確な違いがあります。

お分かりの通り、場所の制約が有るか無いかです。

「手の時間」は、設備面やセキュリティ観点から決められた場所でしか実行できませんが、

「頭の時間」は、電車の中だろうがお風呂だろうがトイレだろうが、どこでも実行出来ます。

 

 会社以外の場所で「頭の時間」を作ると、

『会社に着いたらすぐに手を動かせるので時間短縮になる』というだけではなく、

『思考が分断されない』というメリットがあります。


 会社にいると、お客様をはじめプロジェクトのメンバーから色々話しかけられることが

多いですが、集中して考えているときに話しかけられると、「あーっ、もう!」と

思うこともあるでしょう。でも、お風呂や布団の中ではその心配はありません。

もちろん、オン・オフは使い分けてメリハリのある生活をすべきですが、とかく短納期や

効率化が要求される状況下では、同じ10分でも、濃密な10分をどこかで作りだすことが

必要になってきます。

 

みなさんは、どこで濃密な10分を作っていますか?

 

by T.O